第1章 #ENDLESS 1
『っおい!お前ら何してんだよ!』
【あっやべ、いくぞ!】
『ちょ...待てよオラ!』
ブオオオオオンとバイクの大きな音をたて、奴らは逃げていった
『くっそ、逃げられた...』
『君大丈夫?怪我とかしてない?』
「え、あ...は、はい...」
怖くて怖くて足がすくんで立てなかった私に手を伸ばし、よいしょっと立たせてくれた初対面の人
「っほんと...迷惑かけちゃって、すみません...」
『君は悪くないよ』
『俺が勝手に助けただけ!』
そういって笑った顔がなんとも無邪気で
でもどこか懐かしいような見たことのあるような感覚だった