第3章 レオ♡黒王子と甘い罠
『よし、いい子。
それじゃあ早速ー』
レオはふわっと優しくココのことを抱きしめる。
「...え!?レオ...?!」
急に腕の中に閉じ込められ、
ココは戸惑いに目を瞬かせた。
『まずは、こうやって、
優しく抱きしめてあげて』
「......え?」
『ルイはああ見えて甘えん坊さんだからね。
ぎゅ〜ってされるの、好きだと思うよ』
(たしかに、ルイはよく抱きついてくるかも......)
ココは、レオの言葉に、うんうん。と首を振る。
『それからー......』
レオはそっと腕を解き、
ココと向き合う形になる。
『こうして、キスをしてあげる』
「...え!?......んぅ!」
突然唇を奪われ、ココは驚き
レオの身体を押し返そうとする。
「んっ!んぅ......んーーー」
しかし、レオの身体はびくともせず、
キスはどんどん深いものに変わっていく。
レオは無理やりココの口をこじあけ、
舌を侵入させて、クチュクチュと音をたてながら
口内を犯していく。
くちゅくちゅくちゅくちゅ......
「ん、んぅ、レ、んっ...レ、オ...んうっ」
めちゃくちゃに唇を犯しながら、
レオは慣れた手つきでココのワンピースを脱がしていく。
「...!?んぅ!んんーー!!」
ココは抵抗を強めるが、やはりレオはびくともしない。
そのままワンピースは簡単に
するりと床に落ちてしまった。
やっと唇が開放されると、
離れる唇から透明な糸が引く。
「はぁっ、はぁっ...レオ...なにする、の...?」
潤んだ瞳でレオのことを見ると、
彼はきょとんと首を傾ける。
『ん?何って、ルイが喜ぶことを
ココちゃんに教えてあげてるだけだよ?』
本当に不思議そうに目をぱちくりとさせる
レオに、ココもまた、きょとんと目を瞬かせる。
(あ、あれ......?
レオは本当に、ルイが喜ぶことを
私にも分かるように
一生懸命教えてくれてるだけなのかな...?)