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モデルのボーダー隊員【ワールドトリガー】

第7章 暗躍


帰って来たレイジさんと京介、そして大人しくなった桐絵が修君達の存在に気付く。

烏「コイツらが迅さんが言ってた新人ですか?」
小「玉狛に新人?そんな話聞いてないわよ?迅!」

京介の言葉を聞いて桐絵が言う。それに対して悠一は堂々と「この3人は実は兄弟だったんだ」と言ってみせた。
聞いた本人である桐絵は見事に信じ、レイジさんに迅は1人っ子だと言われると混乱していた。

宇「このすぐ騙されちゃう子が小南桐絵17歳」
小「だ、騙したの!?」
迅「いやぁ、まさか信じるとはw流石小南」

桐絵は騙されやすくて時々心配になる。

宇「こっちのもさもさした男前が烏丸京介16歳」
烏「もさもさした男前です。よろしく」

京介はとっつきにくそうに見えて案外ノリがいい。

宇「で、こっちの落ち着いた筋肉が木崎レイジ21歳」
木「落ち着いた筋肉?それ人間か?」

レイジさん、突っ込むとこそこじゃないよ。と思ったが敢えて言わなかった。
全員の紹介が終わると悠一が立ち上がり言った。

迅「全員揃ったところで本題だ」
僕「急な話ですが、レイジさん達3人には修君達の師匠になっていただきます」

悠一と僕以外の全員が驚く。

迅「この3人は訳あってA級を目指している。これから実力派の世界に身を投じる訳だ」
僕「でも、さっき栞ちゃんが言ったように入隊日までまだ少し時間があります。次の入隊日が1月8日の約3週間後です。この3週間を使って、3人を鍛えることになりました。ちなみに、これは支部長命令でもあります」

桐絵が異を唱えようとしたのが分かったので、支部長命令だと付け足すと渋々だったが了承した。
その代わりと言いながら、桐絵は遊真君じゃないと嫌と言う。まぁそうなるよね。そして千佳ちゃんには唯一の狙撃手経験者であるレイジさんが、修君には京介が付くことになった。

迅「よし、じゃあ三人とも師匠の指導をよく聞いて三週間しっかり腕を磨くんだぞ!」
僕「何かあったら僕達にも相談してくれて構わないからね」

3人に激励の言葉を贈ると、栞ちゃんが聞いてきた。

宇「迅さんと明希ちゃんは師匠やらないの?」
迅「俺と明希は今回は抜けさせてもらうよ。やる事があるからな」
僕「僕はそれのお手伝いだけどね」

桐絵は嫌そうな顔をするので口にクッキーを咥えさせると、笑顔で食べ始めた。
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