第4章 新人マネージャー

田中先輩のスパイクが決まった。


「田中ナイスキー」


ガヅッてまた音が！


谷地
「凄い音…！派手ですね〜！」


清水
「ふふふ…だよね。─でも、パワー型二人に気を取られてるとね、小さい烏を見失う」


谷地
「？」


高く跳ぶ日向に、影山君がボールを上げた。


ドパッ


“俺は跳べる‼︎”


跳べるって、本当に…


清水
「一歩出遅れたら、もう捕まえられないんだよ」


凄い…！


日向
「まだ！もっと！高い打点で打てる！」


影山
「おう」


──それでも…満足していない…