第2章 遠征に行く為に

日向
「影山頼めよ！(小声」


影山
「──…」


飛雄の性格的に考えて、自分の天敵である蛍に教えをこうなんて、めちゃくちゃ嫌な筈だよね…苦虫噛み潰したような顔してるし。


影山
「…勉強…教えて下さい(超小声」


月島
「はい⁇」


おーい。


影山
「勉強をォォォオ!!!教えて下さいゴラァァア!!!」


月島
「Σわあ!!?」


ヤケになった飛雄が、ガバーッと蛍に頭を下げた…その時、


烏養
「煩せえぞお前ら‼︎近所迷惑だ‼︎」


坂ノ下商店から烏養コーチが出て来て、私達はいつかみたく怒鳴られた。


私達は、半ば走るみたいに坂を下って行く。


暦
「翔陽、飛雄ー！家帰ったら、今日の授業の内容だけでも復習しとくんだよー！」


帰り道で別れた直後、2人にそう言った…飛雄には一瞬嫌そうな顔されたけど。


まぁ、飛雄も蛍にちゃんと頼んだし…明日私も蛍を説得するとして、2人の勉強の手助けをして行こう！