第1章 新たな躍進

放課後──部活


──今日の練習が終わり、今はミーティング中。


武田
「えーオホン、取り敢えず当面のスケジュールを伝えます。確定したら、表にして配りますね」


なんだか武田先生、元気無いように見える…気の所為かもしれないけど。


武田
「先ずは再来週末、県内の日山高校と練習試合が決まっています」


田中/日向
「おおーっ」


…日山高校って何処だろ？(←いまだに土地勘鈍い)


武田
「──で、例の東京遠征ですが─向こうのIH予選は、昨日言った通り今週末からです。こっちは3日連続で決勝まで行われましたが、向こうは3週に渡って日曜に試合が行われます。…ですので、合同練習は予選の後になりますね」


梟谷学園グループとの合同練習…私が参加する訳じゃないけど、今からもうワクワクする！


武田
「遠征の場合、親御さんの了承も必要だから、これも後で書類を配るね。学校からの承諾も、“基本的に”は大丈夫」


烏養
「費用も、取り敢えず目処はついてる」


武田
「ただ──」


先生の声音が変わった。


澤村/東峰
「⁇」


ただ？