第6章 東京遠征合宿

田中
「オオッ！あれはっ！あれは、もしやスカイツリー!!?」


暦
「はい⁉︎」


あり得ない単語が聞こえて、私はバッと後ろを振り返った。


目を輝かせてる龍先輩と夕先輩だけど、二人が見つめる先にあるのは…


海
「いや、あれは普通の鉄塔だね」


黒尾
「ぶっひゃひゃひゃひゃひゃ」


やんわり否定する海さんの隣で、黒尾さんはお腹抱えて大爆笑。


暦
「先輩方、スカイツリーはこんな低くないですよ」


田中/西谷
「トーキョーッ」


あ、聞いてない…


田中
「風景があんま宮城と変わんねーなー」


菅原
「そりゃ郊外だからな」


黒尾さんが、澤村先輩の方に寄って行く。


黒尾
「─ていうかオイ、なんか人足んなくねーか」


澤村
「実は─」