• テキストサイズ

誰のもの?

第1章 始まり



私今、急いでいます






何故かって?







電車、遅れそうなんです







今日は大手企業の
就職試験。









遅れるわけには
いかない









~♪









発車するときの
音楽が流れるのが聞こえてきて









階段をのぼりきった
わたしの目の前で












扉は閉まった









……オワッタ









私が泣きそうになっていると









「あちゃー、行っちゃった」










私の隣に
呑気な声の"同じ穴のムジナ"さんが、









仕方なく次の電車を
待つことにした。









すると、
先程のムジナさんが








「君も電車間に合わなかったの?」








と声をかけてくれた。










私は少し驚いて
『あ、はい。そうなんです。








今日結構大事な日なのに
ほんとまぬけです。








あなたも?』







恥ずかしいので
俯いたまま
質問を返してみた。









「あー、うんまぁね;;」









/ 158ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp