第15章 誰のもの?
-p.m.2:00-
やっと仕事が終わった私は
マネージャーさんに
送ってもらい
皆がいる
我が家へと帰った。
ガチャ…
みんなオフだから
ダラダラしてる
だろうな、
そう考えていた私は
誰もいない
静かなリビングに
驚いた。
いつもは
松本さんが
台所でお料理の
新作をつくってたり
櫻井さんが
ソファでお茶しながら
新聞を読んでたり
相葉さんが
テレビみて笑ってたり
大野さんが寝てたり
二宮さんが
ゲームしてたりする
のに…
誰もいないと
こんなに静かなんだ…
『って…
なんか寂しいみたいじゃん!』
おかしい
おかしいよ!
今まで
というか、ほんの
数ヵ月前までは
独りだったのに…。
みんなが暖かいから
きっと
甘えてたんだね…
ダメだねしっかりしないと!!!
私は拳を握って
気合いを入れ直し
『明日も頑張らないと!!!』
そう言った。
そして
皆が帰ってくるまで
ご飯のしたくでもしておこうと
部屋で着替えて
動き出した。