第15章 誰のもの？

-二宮side-









今ね、嵐固まってます。









なんでかって？









大野さんがまた
ビックリ発言したからですよ。









今日は皆オフの日でね、
雛だけが
少しマネージャーに
呼ばれてるところ。








いつものように
朝、リビングに
集まるとね









寝ぼけ眼の
大野さんが









「おいら、
今日雛ちゃんに
告白する」








って
言い出したのね。








それで皆固まってんの。









勝手にそんなこと…
私は絶対許しません。









「…で、どうやって？」









翔さんが食い気味に
聞く。









他のメンバーは
リーダーを見つめる









「んー、まだ
考え中









てか、教えねーし!!」









あー、これ
本当に言うつもりだ。









でも、確かに
あの鈍感娘には
まいっていた。








いくら
こちらから
しかけても









ことごとく
撃ち破られるのだ。









こうなったら









私も腹をくくろうか…









「…じゃあ俺も
今日告白する!!」








30過ぎたオッサンが
何を宣言してんのか
って話ですが








まぁ、それより









４人の反応の方が
オカシイから









よしとしましょう。