第4章 「狂い」
俺は、今日の夕食を食べ終え部屋に戻った。
今夜も死神が、現れるのかな?
なるべく……出てほしくはないな……。
ベッドに潜り込んだ。
いつしか、深い眠りに入ってしまった。
~次の日~
俺は、いつも通りに起きた。
俺は、着替え学校に行く準備をして部屋を出た。
リビングに着くと、扉のノックが聞こえた。
恐らく、彼女だろう……。
扉を開く。
やっぱり、彼女だ。
「おはようございます。今日、部活あるので作って来ました!」
彼女は、俺に手作りの弁当を渡してきた。
それを俺は、受け取りお礼を言った。
「いつも、ありがとうな。部活、頑張れよ!」
彼女は、元気よく頷いて学校へ向かった。
俺は、彼女が作った朝ご飯を食べ始めた。
美味しいな……。
……休みの日に、桃採りに行くかな。
彼女の喜ぶ姿がみたいな。
あっという間に、朝ご飯食べ終わって、俺も家を出た。
~学校~
学校着くなり、席に着く。
まだ、皆来てないな。
……死神は、いないみたいだ。
それは、それで、助かる。
朝から、戦いは困るし……。
……拓弥は……部室にいるかな?
俺は、そう思って拓弥のいるオカルト研究部同窓会の部室に向かった。
~オカルト研究部同窓会~
扉を開けると、椅子に座っている拓弥がいた。
机の上には、いろんな本が広がっていた。
俺は、拓弥に挨拶をした。
「おはよう、拓弥!」
拓弥は、俺を見て挨拶をした。
「あぁ、おはよう。瀞哉。」
俺は、拓弥の見ている本を覗いた。
もしかしたら、死神に関する事かと、半分は期待をしていた。
だけど、拓弥が見ていたのは、UFOだった。
……期待した俺が悪かった。
よくわからないけど、拓弥は死神の情報を持っているみたいだから……そう思ってしまった。
俺は、呆れて窓から見える校門を見た。
その時……。
校門に向かって走って行く彼女が見えた。
「あれ?闇璃?」
俺が言った瞬間、拓弥が立った。
「どうかした?何かあったのか?」
そう言って、拓弥も窓から覗きこんだ。
……表情は、よく見えなかったが雰囲気で、焦っていたように見えた。
何か、あったのか?