第6章 感情コントロール
【沖田side】
昼休み、本来なら屋上で食べてるところだが今日はそんな気分にならなくて食堂で食べることにした
教室にはあいつがいるし、気が散ってまともに飯が食えねェしな…。
- その人のことが好きなんですよ-
「ッ!」
「その後何か進展はあったんですか?」
「ブフウウウッ!!」
また山崎の言葉を思い出して吉野の顔を思い浮かべていると突然後ろから声がして思わず飲んでいた牛乳を吹き出した
「はぁ!?何がっ ケホッ!ケホッ!…」
後ろを振り返ると山崎が立っていた
「何ってほら…銀八のことですよ」
「あ、あぁ…何かイマイチみたいでさァ」
俺がそう言うと山崎は「そうですか」と言って苦笑いした
「しかし銀八も本当に鈍いなー」
笑うこいつに少しイラっときたがここは抑えよう。
「あ、そういえばさっきミツバさんがZ組の前にいましたよ」
「…姉上が?」