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空回り【銀魂】

第9章 勉強会


ー翌日ー

いつも通りの授業を受けている…んだよねこれ。

「そうしてXはaに代入するので…」



「Xの2乗をして~…」

え!?

「はい、桂くんここ答えて?」

「X2乗+8Y(10-2)です」

「はい正解!」


『ええええええっ!!!??』

「吉野くん静かに!」

『あ…すいません』

ど、どうしよう…全然わからない!!

たった一日休んだだけなのに…。

私の苦手科目は数学、

だからどの教科よりも真面目に授業は聞いてたのに一日でこんなに進むなんて…。

それに桂くんこの前まで「数学は苦手だ」とか言ってたじゃん!?
何今のドヤ顔回答!

「はい山崎くんここは?」

「はい、6Xです」

「正解!」

うちのクラスってバカの集まりなんじゃなかったの!?

しかし周りを見渡すと中には寝てる人も弁当を食べてる人もイタズラしてる人もいる

あー…一部だけなんだ、賢いの。

隣の土方はさっきまで寝てたようでムクッと起き上がり欠伸をしていた

『土方…寝てていいの?すごく書いてるよ黒板…』

「俺はお前と違って家帰ったらすぐ復習してっから…」

『そ、そうなんだ…』

沖田は!?

って遊んでるし!!

沖田は何やら変なものを作って遊んでいる


ちょっとみんな大丈夫なの!?
もうすぐテストだよ!?

「今のところを吉野くん」

『は、はいっ!』

先生に名前を呼ばれて勢いよく立ち上がった

「答えて」

『え、えっと……』

だめだ…!全然わかんない!

頭の中でパニックを起こしていると後ろからボソッと声が聞こえた

「14の2乗…」

振り向くと沖田と目が合ったけど彼はすぐに逸らした

もしかして教えてくれた!?

『じゅ、14の2乗です…』

「よろしい」

私はホッと胸を撫で下ろし席に座る


沖田も聞いてないように見えて聞いてたんだ…。

…てことは私はかなりやばいかも。

そうだっ!

放課後私は急いで沖田のもとへ駆け寄った

『沖田ァ!!』

「何でィ、んな声出さなくても十分聞こえてらァ」

『沖田って数学わかる?』

「…まぁ、一応」

『じゃあよかった!ちょっと頼みたいことがあるんだけど』

「?」
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