第22章 木吉と少女の出会い
『な?特別面白くとも何とも無いでしょ?』
私が話し終わり笑いかけると何とも言えない複雑な顔をしていた
火神「じゃあ今でも…」
『鉄平の事はそれほど憎くないよ』
足の怪我の事も本当は知っていた
黒子「本当ですか?」
『今の憎い相手は…父だけだからね…そんな父に育てられてる自分自身にも嫌気がさしてるけど…』
私は歩道橋の手摺に背中を付ける
日向「だから…会った時…嫌な顔してたのか」
『まぁ…あの天然ボケ男は今も昔も変わってないって事ですよ』
変わってなかった事に安堵した
下手したらアイツの人生も滅茶苦茶になってるんじゃないかと思っていたから