第17章 決勝リーグ準々決勝〜海常VS桐皇〜
均衡が崩れた……
海常のチャンス
残り一分
ここで勝負が決まる
これが決まれば差は3P2本分
チームも一気に士気を取り戻せる
けど落とせばタイムリミット
事実上最後の1球打ちになる
右か左か
手の内をお互いに知り尽くしてる以上
読み合いなんて無意味
涼太はフォームレスシュートを打とうとするが大輝が速く止められる所でボールを下に下げた
その場所には笠松さん
けれどそれは届くことなく大輝の手により弾かれた
止められた
千載一遇のチャンスを逃した
読んでた?違う……もしかして……
『涼太は目線のフェイクを入れたのかも……』