第14章 決勝リーグ
大我は驚いたように見てゆっくりとこっちに来る
やっぱりな……今まで痛めた足を無理に庇いながらプレーしてたんだ
そのせいで逆の足に極端な負荷が
この試合もう出すわけにはいかない
それどころか決勝リーグ残り2日も
大我は頭にタオルを乗せて静かにベンチに座った
若松「おいおい……すんげーなアイツ…。人でも殺すんか?」
桜井「えぇ!?」
若松「今まで青峰とやった奴は皆、才能の差に諦めるか、呆然とするか、どっちにしろ意気消沈って感じだったんだけど…。アイツはあんだけやられてなお、つか今まで以上にほとばしってんぞ怒りが…。あんな奴初めて見たわ」
大我は大輝を睨み続ける
伊月先輩は日向先輩にパスを出す
そこへ構えもままならいまま、桜井君に打たされた
あれは……落ちる