第35章 最終章
『にしても重い…』
膝で寝ている黄瀬はガッチリと腰に腕を回し、逃げないようにしていた
緑間「犬か」
『犬だよ』
大きい犬が飼い主から離れない
緑間「…ゴールデンレトリバーだな」
『あー…そうだね』
ゆっくりと黄瀬の腕を外し黄瀬の頭をクッションに乗せ、抱き枕を黄瀬に持たせた
『はぁ…いてて…』
足を伸ばし再び飲み始める
『真太郎は…最近どうなの?』
緑間「…特に変わったことは無い」
『ふーん』
枝豆を食べながら呟く
緑間「お前は?」
『私は変わらないよ〜』
笑いながらゴクゴクと飲む
コイツは酔うということを知らないのか?