第35章 最終章
『はぁ…』
黄瀬「痛いっス…」
っちに抱き着いたら思いっ切り頭殴られた
『飲み物零れるって言った…』
はぁっと小さく溜め息を吐いて俺の頭を撫でる
黄瀬「?」
『急だったから殴ってゴメン』
ちょっと気まずそうに視線を逸らしながら撫でる手は優しい
やっぱり
黄瀬「好きだなぁ…」
『?なんか言った?』
黄瀬「!なんでもないっス!」
声に出てたとか…情けねぇ…
『ねぇねぇ、皆さぁ…』
急に声が掛かり全員がっちを見る
『そろそろ飲まない?』
いたずらっ子の様に微笑むっちには誰も敵わないだろう
黄瀬 side終