第33章 少年と少女の過去~帝光中での出来事~
『はぁ!?私がマネージャー!?』
赤司「君も答えが出たらおいで」
そう言うと赤司はカバンを肩に掛け歩いて行ってしまった
黒子「さん…」
『テツヤ』
月明かりがぼんやり浮かぶ窓を2人は静かに見ていた
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緑間「アレがお前の言う"6人目"か?」
赤司「聞いていたのか」
赤司と緑間は2人で歩く
緑間「本気であんな奴が化けるとでも思っているのか?」
赤司「さぁ?可能性は感じたがあったばかりの他人だ。友人などではない。アレコレ世話をする義理はない」
それは冷酷な言葉だった
緑間は冷や汗を流し、赤司を見る
赤司「俺は糸を垂らしただけだよ。それを登ってこられるかどうかは彼次第さ」