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GLORIA.

第33章 人間サークル





華やかな通りに出た直ぐ正面の宿屋が、


どうやら会場らしい。









「着いたよ。楽しんでおいで。」









「しけたツラしてんじゃねぇーよ!!楽しんで来いよ!カス!」









2人は戸惑う私に優しく声かけをしてくれる。











「はぃ…」









はぃとは言ったものの、

なかなか2人から離れられず周りをキョロキョロ見ていると、

クロウさんや黒さんのように人間の見送りをしに来たであろう数人の妖怪さんがいた。








(見送りをしに来たって事は…

あの妖怪さん達も…人間が嫌いじゃない…捕食対象には見てないんだよね……(*´ω`*))








そう思うと何だか心がホッコリする。










「…大丈夫?」











「う、うん!大丈夫!!」










「よかった。だいじょばないって言うかと思った。」












「ふふっ…じゃあ、いってきま……」








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