第3章 鍵穴
「………」
「………」
開けられないドアの前に2人座り、
解決出来ないまま暗くなった空を見上げている。
「…クロウさん……わたし決めました……」
「ん?」
「ポスターに書いていた集合日…明日だから行ってみようかなって…」
「そっか。」
座っていたクロウさんが立ち上がる
「……」
「アンタが妖界に来るなら…俺も久しぶりに妖界に戻ってゆっくり暮らそうかな。」
「………夜の山の管理人は大丈夫なんですか??」
「大丈夫、大丈夫。代わりは沢山居るから。」
(……へ…へぇ…そうなんだね……(;´д`) )
「……俺の事より、アンタ…今夜泊まる場所大丈夫?」
「……大丈夫じゃないです……(´;Д;`)
どうしたら良いですかね……」
「空き家に心当たりあるから連れていってあげるよ。」
「ありがとうございます(*´人`*)」