第32章 過去2
【つづき】
種馬……いぇ…
交配の為だけに生かされ100歳を迎えたある日…
※人間で言うと15歳くらい
なんだか自分の存在価値が分からなくなってしまって
自殺しようかなって…フラッと港に行ったらしいです。
「おじさん、この船…沖までいく?」
クロウさんは金貨を船乗りに見せながら尋ねた。
〈あぁ。行くとも。
「それなら…これ"片道"分…足りる?」
〈足りるって…十分過ぎるけどょ…片道ってお前どう言う…
「いいから、言うこと聞いてよ。殺すよ(΄◉▱◉`)」
黒目に変えていた瞳を赤眼に変え、船乗りを脅す。
〈ヒィ!!
そして、クロウさんは無事に海に身を投げれたそうです。