第28章 後片付けと整理
まるで屍の黒さんをクロウさんが寝室へ運ぶ。
私は、布団を敷いたり補佐役に回る。
「よし…これでよし。」
「…ですね…」
クロウさんは掛け時計に目をやる。
「まだ2時前か……、クロウを頼んだよ。」
「え?」
「仕事…行ってくる。」
「今からですか?」
「…言ってることおかしいよ。
さっきは俺の寿命の心配してくれて仕事に行きなって言ってくれたのに。」
「それは……」
「は、大方…"一応心配している"っていう感情を軽く言葉に乗せただけだね。」
「そんなことない!!」
「さて……本当はどうなんだろうね」
「………」