• テキストサイズ

GLORIA.

第18章 庭の柿の木の下の秘密





洗濯物を洗い終え、


赤い月の光で乾くか分からないけど洗濯物を干し終えると、


私は…いよいよ真相を確かめる為に動き出した。









(お供は…私の手にフィットするくらいのスコップがいい……

そうね園芸ショップとかで売ってそうな……)









茅葺き屋根の家の裏にある朽ちかけている物置き小屋へ入る。











「お邪魔しま……す…」










中は薄気味悪く、


寒気がするほど……


手前から奥に進む勇気がなかなか出ない……









(わたし!頑張れ!!

お婆ちゃんが殺されたって証拠掴むんでしょ!!?)









小窓から射す赤い月の光だけを頼りにスコップを探し始めた。










「ないなぁ……ないよね……」








"ガチャガチャガチャ…"








いろいろと掻き分けて探していると、


"ウギャーウギャーウギャー"と外から鳥のような…


小動物のような鳴き声が聞こえてきた。









(怖いよぉ……この世界では普通なんだろうけど…

怖いよ!もう探したくないよ!!)










と諦めかけた時…









求めていたスコップではないけれど、


凄く昔の日本で使われていたであろう古めかしいクワがあった。










「やったぁ!!」









興奮しながらクワを手に取ると、

私は直ぐにあの庭の隅にある木の下へ行った。







/ 1287ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp