第15章 俯く横顔を見つめる
私はクロウさんの胸に抱かれながら、
屋形船の様子を見ていると…
ひょっとこさんが…王様ゲーム…を忘れ…
次々と女の子達を捕食していく。
喉を噛みちぎらて絶命する子…
足から徐々に食べられていく子…
あっという間に屋形船が血の惨状に変わっていく。
「酷い……なんの為に……妖界は人の嫁を募集しているんですか………」
声を震わせながらクロウさんに尋ねる。
「…妖界には人が必要なんだ…
だから何回も何回も募集してる……
ああいう輩がウジャウジャいるから…なかなかうまくいかないけど…」
「( ;´Д`)oh……」
すると…
屋形船の屋根の上に山天狗が立って居るのに気が付いた。
(山天狗さんだ…)
山天狗はんは、私達を冷ややかな目で見つめている。
「(´・ω・`)」
「…さて、お見合いパーティーは終わった…帰るよ。」
「…………は…はい…」