第13章 屋形船〜お見合い〜
「えと……その………」
「はい、時間切れ…
ごめん、そろそろ行かないと俺がだいじょばなくなるから行くよ…」
モジモジなんと言おうか悩んでいると、
クロウさんは私に背を向け歩き出してしまった。
「クロウさん!待って!!
私を1人にしないでください!(´;Д;`)
クロウさん!聞いて!聞いてください!!
…わたしクロウさんが居なかったら…今頃…腐ってました!!臭くなってました!!
だけど…クロウさんに助けられて…今、生きていられているんです。
クロウさんに恩返し…したい…
…私の全てをクロウさんにあげられたらって思うくらい感謝してます!
わたし…427歳クロウさんより年下だけど…
その…身の回りの事くらいお手伝いできると思うんです!
だから…どうかクロウさんの側に居させてくれませんか?(#´;Д;`#)」
初めての告白だった。
17年生きてきたけど男の子に告白なんて一度もした事がなかったのに…
だから、いま…胸が凄く凄くドキドキしている。