第1章 自殺
山の中へとどんどん進んでいく…
首をつれそうな立派な幹を探すけど、
木々の合間から溢れるほどの月明かりではなかなか見つけられないし、
小枝などで…むき出しの素足や腕などを切ってしまいあちこちが痛む。
(死にたいのに……このままじゃ死ねずに朝になっちゃう…)
急げば急ぐほど、
落ち葉や枯れ木に足元をすくわれて…
気力も体力も失われ…
ついに私は1時間ほど山中を歩き…ついには座り込んでじまった。
「はぁはぁはぁ…」
(私のバカ……)
疲れて動かない足を両手で叩いた。
悔しくて…悔しくて……
「ッ……ヅッ……なんで動いてくれないの………(´;Д;`)」