第11章 赤い月
どれくらい気を失っていたのか分からないけれど…
私は無事に意識を取り戻した。
「………ここは……」
私は、とても広い座敷の中央に敷かれた布団に寝かされていた……
上半身を起こすと綺麗な寝間着に着替えさせられているのに気がつく…
「 (´⊙口⊙`)! 」
(えっ!?誰が…誰が着替えさせてくれたんだろう!?///
恥ずかしいぃ!!!)
思わず胸元に両手を添えていると…
「おはよう。気分は…どう?」
襖を開けてクロウさんが座敷に入って来た。
「クロウさん……えと……一応大丈夫みたいです……」
(もしかしてクロウさんが私の着替えを?
え…でも…見られるのを拒否してた私の着替え、わざわざするかなぁ……
だとしたら…陽炎さん?)
「 ( ;´Д`)おぉぉ…… 」
「ん?本当に大丈夫?」
きっと顔面蒼白な私を心配しているのであろうクロウさんが、
私の顔を覗き込んでくる。
「おーい、アンタ(´・Д・)」大丈夫?」