第9章 赤鳥居の番人
陽炎
「クソ女!お前なら試練を乗り越えられるって信じてたぜっ!!」
「……」
私がグッタリしているのを良い事に
ほめながら胸にタッチしてくる陽炎さん。
「身体…こんなにボロボロになって………」
クロウさんは私の手や足…顔を摩ってくれている…
なんだかそれが心地が良い…
?
「さん…お疲れ様でした…」
そんなクロウさんの胸に抱かれたままの私の元に…
青白い顔をして死装束を身に纏った不健康そうな女性がやってきた。
「(;´д`)…ヒィ…」
思わずクロウさんの胸に顔を埋める
?
「あら…ついに死んでしまったのですか……?
辿り着けたのに……もったいない…ですねぇ……」
か細い声で話す女の人
(死んでないよっ!怖くて顔を背けただけですぅ!失礼なッ!!)
「あははっ。トメさん失礼だな、は生きてるよ」
トメ
「あらぁ……そうなの……ごめんなさいねぇ…………」