第9章 赤鳥居の番人
「ッ……」
恐怖のあまり気を失っていたようだ。
頬に何かの雫が落ちて気が付いた。
目を開けると…
私はゴツゴツの地面に横になっていた。
そして…
辺りは真っ暗で何も見えない。
(ここは……どこ?)
上半身を起こしてビクビクしていると、
次第に目が闇に慣れてきた。
(ん……ここは………)
「…山の中……」
どうやら私は山の中に居るようだ…
「…!!」
(わっ…わたしどれくらい寝てたのかな!??)
期限は2日目の夕陽が沈むまで
荷物は奇跡的に無事に持っていたから、
急いでバックから携帯を取り出し日付を確認しようとしたが…
電源が何故か入らない!
「どうしよう(´;Д;`)」
思わず涙ぐむ