第52章 変わらない
肩を震わせ泣いているにクロウは話しかけるが、
下を向いたままの。
「?」
無理矢理顎をクイっとあげると…
クロウの指にの体液が付いた。
"グチャ…"
「…ここまで……」
微かに反応するの瞳は…半分腐っているのか濁っていて、
顎を持ち上げた振動で耳から体液が流れてきた
さっきからまるで反応していないのは、脳が腐ってきているからだろう…
「………
アンタに…一通りの幸せをあじあわせたかった……
娶られる前に…ただの普通の17歳として過ごさせてあげたかった…
でも、もうそんな事は言っていられないようだね。」
クロウはを抱きしめる
「……ッ」
クロウはの腐った唇に自分の唇を重ねた。