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GLORIA.

第51章 妖怪から見捨てられた人間の成れの果て






「クンクンクンッ…クンクンクンッ………」







黒は狼の姿になり、田中さんを背に乗せ、


一度嗅いだ事がある下着の匂いを思い出しながらの行方を追っている。










田中さん
「黒さん、どうですか?近くに居そうですか…?」










「…いや…それが……」











黒は鼻を空に向かってかかげる。










"スーゥハァースゥーハァー"












「何か…そうまるで…オブラートに包まれてる……

わっかんねぇーな。」









田中さん
「オブラート?」










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