第51章 妖怪から見捨てられた人間の成れの果て
"バタバタバタバタバタバタッ!!!"
田中さん
「クロウさーーん!!!!
すみません!!陽炎さんを貸して頂けないですか!!」
闇の向こうから田中さんが走ってきた。
「ん?」
田中さん
「さんが見つからないんです!!!
見当たらないんです!!」
黒
「マジか!?」
神の縛が解かれたん黒が元気よく拝殿から飛び出し、
田中さんに飛びついた。
田中さん
「マジです!
さんの足なら、そんなに遠くに行けるわけないのに、
もう何処にも姿がないんですよ!!
おかしいですよ!元SPの俺より速いなんて…まるで…クロウさんみたいな能力があるみたいだと……」
黒
「とにかく捜しに行こう!!」
黒は一目散に走り出す
田中さん
「えっ!?黒さん自由になったんですか!??いつ!!?」
黒
「早く行くぞっ!!」
「……」