第51章 妖怪から見捨てられた人間の成れの果て
田中さん
「さーん!!さーん!!!」
今俺は…もう姿を見えなくなったさんを探している。
〜ほんの数分前〜
クロウさんがさんに絶縁宣言をし、
さんが泣きながらその場を去っても、
自分を助けてくれたクロウさんに恩があるからと
さんを追いかけられずにいたそんな俺に…
拝殿の中にいる黒さんが俺に叫んだ。
黒
「田中さん!!早く!早くアイツを追いかけてやってくれ!!」
田中
「でも…」
黒
「アイツのSPなんだろ!?
SPならちゃんと護衛してやれよ!!
知ってんだろ!!
人間が一人歩きしてたらいつ殺されてもおかしくないって!!
頼むっ!!俺の…俺の未来の嫁を死なせないでくれ!!!」