第4章 愛のカタチ
しばらく続いた激しい口付け。
唇が離れれば二人の間に銀糸がつたう。
「はぁ……はぁ……」
こういう事が初めてではないはずなのに、何故だか恥ずかしくて赤葦くんの顔をうかがうことができなかった。
「ミカさん……」
「………………」
大好きな彼に数日前に振られ、意気消沈していた私。
大好き過ぎて毎日思い出していた私。
それなのに、キスをされていたこの間は彼の事を忘れられた。
「好きです、ミカさん」
「私も……スキ……」
彼を忘れるために、私は赤葦くんの優しさを利用することにした────。
to be continued.