第3章 恋愛ごっこ【R18】
「ゴムある?」
「もう入れるんですか?」
もう少しこの気持ちよさを堪能したいと思っていた僕は、ポケットから未開封のゴムを取り出した。
「月島くんの気持ちいい事してあげる♪」
ニヤリと歪む口元がなんとも妖艶で、僕は生唾を飲み込んだ。
「なにしてるんですか?」
ボクに装着されると思っていたゴムは、ミカさんの指に装着された。
「絶対気持ちいいから、ねっ?」
何をされるのかと身構えていると、ズボンが膝まで下ろされた。
「ミカさん?」
「優しくするからね?」
男が初めての子に言う常套句を、まさか自分が言われるとは思ってもみなかった。