第8章 年下の悩み【R18】
ミカを椅子に座らせ、熱めのシャワーをかけてやれば、少し目が覚めたのか重たい瞼が開かれた。
「やっと目ェ開いた……」
「あれ……? ん、てつろ……?」
「ほれ、頭流すから下向いて目閉じて」
「ん……」
せっかく開かれた目を再び閉じさせ、頭にシャワーを当てる。
湯気と共に上がってくるタバコの臭いに顔を顰める。
シャワーを止めシャンプーを手に取りそのまま洗う。
「んっ……てつろ、くすぐったい……」
「頭洗ってんの。変な声出さないでくださーい?」
自分のを洗うよりも優しく指を動かす。
「気持ち悪いとこない?」
「ん、だいじょぶ……」
「流すぞ?」
「はーい……」
まだたまにウトウトしているが、だんだんと会話になってきている。
頭に付いた泡を一気に流し、トリートメントを付け再び流した。