第7章 元カノ【R18】
部屋に響いているのは、ハァハァという2人の荒い息遣いだけ。
「やべー、こんな気持ちよくなったの久しぶりだわ」
先に口を開いたのは繋心だった。
「私も、こんなにイッたの初めて……もう無理、動けない」
「マジ?」
「イキすぎて腰がガクガクだからね……?」
「そっちじゃなくて、こんなにイッたのがって方」
「うん……今まではめったにイケなくて、自分不感症なんじゃないかって疑ったよ!」
「不倫相手と週1でやってたんだろ?」
「まぁ、うん……でも、イクまではホント数える位しか無かったよ?」
「//// ソレ、けっこう嬉しいかも……」
「//////」
なんだか恥ずかしくなって、繋心に背を向ければ、後ろから抱き締められた。
「なに照れてんの?」
「べっ、別に……」
「可愛いな……?」
「どーも」
「こっち向けよ」
「ムリ……」
「また襲うぞ?」
「もっとムリ!」
「じゃあこっち向いて……?」
堪忍して振り返れば、優しい顔の繋心が優しく抱き締めて優しいキスをくれる。
「ミカ、好き」
「私も好き……繋心」
再びキスをして、結局また何度か身体を重ねることとなったのは言うまでもない。
END.