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ハイキュー 短編集 R18

第2章 真っ直ぐなアイツと歪んだワタシ




「吐き出して、早川が少しでも楽になるなら俺に当たってくれて構わないぞ? そう言うの結構慣れてるから」

ハハハと、また東峰が笑う。


「ガラスのハートの癖に……」
「愚痴聞くくらいならいくらだって聞いてやるよ」


東峰の大きな手が、私の頭に優しく触れる。



「東峰……チカの、事好きなんでしょ?」
「はっ!? えっ!? 愚痴!?」


私は、地面を向いたまま思ったままの事を口にした。
案の定、東峰は思ってもみなかった質問にテンパっている。


「どうなの……?」


やはり地面を向いたまま、答えを促した。

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