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ハイキュー 短編集 R18
第6章 ハジメテ
飛雄には、一つだけ内緒にしていたことがある。
私が既婚者であると言うこと。
だけど、もうアイツへの未練はまったく無い。
だからココにいて、
だから飛雄に声をかけた。
あの時は冗談半分だったけど……。
飛雄の過去も聞いていた。
だけど、本当はこんなやり方、飛雄が一番傷付くってわかっていたけど────
「ごめんね……」
何度も鳴る飛雄からの着信を無視して、部屋を出ていった。
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