第5章 彼女は俺のモノ!です!【R18】
リエーフは、いつも意外な言葉で私を喜ばせてくれる。
だけど、さすがに今回のは予想外すぎて、リエーフを見つめたまま息をするのも忘れてしまった。
「その時は、結婚……してくれますか……?」
なにも答えずにいる私をのぞき込むように、もう一度尋ねてくる。
「その時は……」
リエーフの大きな瞳に見つめられ、心臓がバクバクしている。
「その時は、もっかい、ちゃんと言ってよね!」
ネクタイを引っ張り、顔を近づけキスをした。
真っ赤に染まった顔を見られたくなかったから、と言うのはただの言い訳で、本当はただ、キスをしたかったから────。
END.