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テニプリ 短編小説 ~夢の扉 ~

第2章 Love Song 仁王雅治



『Last Christmas I give my heart
But the very next day
you give it away
This year to save me from tears
I'll give it to someone special♪』


仁王「ほぅ、綺麗な声じゃのぅ」

『っ!!!!??』

仁王「どうしてここに、っちゅー顔しとる」

仁王くんは、喉でクククッと笑った

仁王「まぁ、サボりじゃよ」

『あ、そう、なんだ』

仁王「はなんでここにいるんじゃ?」

『わ、私は気分転換に、屋上で思いっきり歌いたかったから…』

仁王「ふぅん、なるほどな」

『仁王くんも、歌ってみたら?』

仁王「そうじゃの、それじゃあ一曲。
やーぎゅみたいに上手くは歌えんけど」

仁王
「戸惑うくらい 貴女に恋してる
情けないくらい 何も手につかないday&night

一秒ごとに 募りゆく思い 儚くて
嬉しいはずが なんだか辛いよ tell me why?

僕だけを 見て欲しい
貴女の特別に なりたい」

パチパチパチ

『すごい!仁王くんも、上手だねっ』

仁王「そうかの?
ちゃんと、俺の歌、聞いとってくれてたかのぅ?」

『うん!もちろんだよ!』

仁王「それじゃあ、もう1つ、しっかりと聞いていて欲しいことがあるんじゃ」

『???なぁに?』

仁王「好きじゃ、付き合ってくんしゃぃ」

『…っ!////喜んで!』

仁王「……!ありがとさん…まさか、OKしてくれるとは思っとらんかったぜよ」

『わ、私も、仁王くんからこく「雅治」』

『へ?』

仁王「雅治って、呼びんしゃい」

『うん!雅治!』



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