第10章 いっちゃんと海ガメさん 樹木彦
やっほー!
今は、海の中にいるのね!ふんっ!!
なんで、海の中に入るのかって?
それは.....
ーー数分前ーー
『あれ?こんなところに海ガメが.....珍しいのね!!』
俺は、こっちを見ている海ガメに近づいて様子をうかがう。
.....あっ!この海ガメ、怪我をしているのね!
痛そうなのね.....どうすれば.....?
あ!この前、不二くんに貰ったアロエがあるのね~!
よーし、これを塗って.....よしっ!
『これでもう、大丈夫なのね~!』
カメ「ありがとう!君の名前を聞いてもいい??」
『えっ!? だっ、誰なのね?!』
カメ「ひどいなぁ~
目の前にいるだろ?」
『えっ!?.....カメ、さん.....?』
カメ「そう!」
『あ、えっと.....樹木彦なのね.....』
カメ「いい名前だね!
それじゃあ、助けてくれてありがとう!!」
そう言って、海ガメは海へ戻っていった。
数日後、俺はまた一人で海に行っていた。
すると、そこにはまた、あの海ガメがいた。
『ま、また怪我しちゃったのね.....!?』
カメ「ううん、違うよ!
今日は、いっちゃんを迎えに来たんだ!」
『迎えに?』
カメ「うん!今日は、RYU-GU-ZYO-へ行くよ!」
『えっ!?RYU-GU-ZYO-?』
カメ「さぁ!背中にのって!」
『う、うん.....』
俺は海ガメさんの背中の上にのってRYU-GU-ZYO-へ行った。
『うわぁ、お魚さんいっぱいなのね~!』
俺は時間を忘れ、お魚さんとたくさん遊んだ。
人魚さんと水中テニスもした。
美味しいご飯も食べたし、お魚さんとダンスもしたのね!
~~~~~~
サエ「クスッ.....いっちゃん、すごい楽しそう」
亮「そうだね。どんな夢を見ているんだろう?.....くすくす」
ダビデ「いっちゃんが夢の中へ行っちゃった.....ブッ!」
バネさん「ダビデ、てめぇ!全然面白くねぇんだよ!」
ダビデ「ちょっ、バネさんたんまっっ!!!!」
ブンッ
ブンッ
ドゴォッ!!
end.