第6章 ☆Story4☆ パパの悩み事、娘の誕生日と…
ゆりside
「ここここ!こないだ調べたら美味しいって評判のクレープ屋さん!」
「クレープの専門店なんですね。」
「そ!んじゃ、今日はゆりちゃんの誕生日だから、
ぜーんぶ俺が奢ってあげる♪どれがいい?」
「そんな、申し訳ないですよ。
自分のものくらい自分で‥「俺からの誕生日プレゼントだからいいの!」でも……」
「ここは遠慮しないで!お兄ちゃんだと思って甘えていいよ!」
「……それじゃ、このいちごどっさりクレープで……」
「お!いちごが沢山(笑)
俺も同じやつにしよ!すいませーん、このいちごどっさりクレープ2つください。」
「かしこまりました。合計で620円になります。」
「はーいっ」
「ほんと、すいません……」
「いいっていいって!」
「お待たせしました。いちごどっさりクレープになります。」
「ありがとうございます。はいゆりちゃん!」
クレープを受け取りゆりに渡すタイスケ。
「ありがとうございます。」
『僕も〜』
_ボソ「わかってるってば……」
「……端の席空いてるから、端に行こうか。
そこなら人目も付かないしね。」
「そうですね。」
「ここだよここ!うまいクレープ屋さんって!」
「あっそ……」
「特にいちごどっさりクレープなんてうまいのよ!」
「クリーム多い……今減量中だからか無理。」
「なんだよ釣れねぇな……んじゃ!このバナナクレープなんていいんじゃね?」
「……それなら、」
「よーし!今日は俺が奢ってやるよ。俺がムリムリ連れて来たからな。
すいませーん!いちごどっさりクレープとバナナクレープくださーい!」
「かしこまりました。合計で570円になります。」
「うぃ〜」
「見た感じ不良っぽいね!
不良でもクレープ食べんだ(笑)」
「っ……!」
(っあの人……)
『クレープうまうまぁ♡』
「ね!ゆり……ちゃん?」
「っ……
三船さん……」