第5章 ☆Story3☆ ドラマの共演者は…
_楽屋
「はぁ……」
『お疲れ様。ねぇ!お腹すいた!』
「はいはい……ロケ弁分けてあげるから……」
『やったぁ♪
僕ハンバーグがいい!』
「はいはい。」
ちなみに楽屋はゆり1人なためユウは自由に話せる。
ユウは割り箸を持ってテーブルに乗っかった。
「汚さないでよ?
ぬいぐるみの洗濯って大変なんだから……」
『そのときはお風呂入ればいいだけだし!
いっただきm._コンコン「ゆりちゃーんっ!入るよぉ♪」っ!?』
「っふ、藤ヶ谷さん!?っちょま._ガチャ「お昼一緒に食べよ~♪」
っ勝手に入らないでください!!」
なぜかゆりの楽屋へやってきたタイスケ。
ユウは驚きのあまりその場で固まり、お弁当へダイブしていた。
「別に着替えているわけじゃないんだからいいじゃん!
……ってかなんでぬいぐるみが弁当に食い込んでるの?(笑)」
「っゆ、ユウ!?」
『ゆりはん……くりゅちぃ……息が……』
「っし!「そのぬいぐるみ、ユウって言うんだ!
うちのメンバーのタマと同じような名前(笑)」……あはははは(汗)」
(ほんとこの人って空気読めない!!)
思わずユウを弁当から離し後ろに隠すゆり。
『っちょ乱暴にしないでよ!!』
「っだから喋んなぁぁ!!」
「え、ちょっと……(苦笑)」
「っは!」
(……や、やばい……なんとかごまかなさきゃ……)
思わず喋ってしまったユウ、
タイスケはすっかり驚いておりゆりとユウを交互に見た。
「い、今……喋ったよねそのぬいぐるみ……」
「っさ、さぁ……(汗)」
「絶対喋ったって!
ちょっと貸して!」
「っあちょっと!」
ゆりからユウを取り上げるタイスケ。
「……おい、お前喋れるんだろ?」
『……。』
「おーい……」
『……(汗)』
「おい、ぬいぐるみが冷や汗かいてるぞ(笑)
やっぱお前喋れるんだな!」
「っはう……(泣)」
(まさかこんなあっさりとばれるなんて……涙)