第18章 ☆Story16☆ 海デート?
「っ誰だよ……って!?」
タイスケが振り向いた先には……
「……(黒笑)」
「「っ和真くん!/九条さん!?」」
黒い笑顔を見せる和真の姿があった。
「このロ●コン野郎が……(睨)」
「っ……(冷汗)」
「親父が見てないから何やってもいいって思ってんのかぁ?あぁ?」
「うぅぅ……涙」
「っ和真くん……汗」
「おいゆり……」
「ぁ、はい!」
「……やっぱり、お前は母親そっくりだな……」
「っ……ママ、と……?」
「アイツの悪いとこも、見事受け継いでやがるな。お前ってやつは……
ホント、当時のこと思い出しちまうよ……」
「っ……」
「……とりあえず、」
「「……。」」
「お前はちっと自重しやがれこのロ●コン(怒)」←
「っ俺はそんなんじゃないってばぁ!!(大汗)」
「ふんっ」
「っ……汗」
「ゆりも、あんまり好きじゃない男には無防備なとこ見せんな。
そのうち喰われるぞ。」
「っ!?」
「お、俺はそんなこと絶対しないっすから!」
「抱きしめてる時点でアウトだろがてめぇ……一応アイツには報告するからなー。
帰って来るなら早めに帰って来いよ。」
「ほ、報告って……お義父さんに?(汗)」
「あぁ……てか、お前そんなだとぜってぇアイツから認められねぇぞ。
何度も殴られてるクセに……」
「っい、いやぁ……なんか、癖で……汗」
「アイツの前では直すのが身の為だぞ……んじゃ、とりあえず俺はこれで……」
和真はそう言うと海に飛び込み戻っていった。
「っ……てか、言うだけの為にわざわざ来たのかな汗」
「さ、さぁ……汗」
そして2人は再び海を眺めた。
「ホント、綺麗な海だねぇ……
これが夕方とかだったら夕日でもっと綺麗かも……」
「そうですね……なんか、心が安らぎます……」
「……ねぇ、ゆりちゃ「よぉゆりちゃん!何黄昏てんだよ!」…ッチ、今度は誰だよ……」
2人が振り向いたその先には……
「っ三船さんに内山さん!」
声をかけたのは吾郎、そして吾郎の隣には憲吾の姿もあった。
「……。」