第5章 酔っぱらいにキス
酔っぱらいの彼女は
いつもより少し素直で
和「俺も、好きだよ」
お酒くさいはずの部屋も
なぜか甘ったるいにおいがする。
『どこがぁ、しゅきなのぉ?』
和「あなたが好きなの。」
『………………』
何。
さっきまでへらへらしてたくせに。
なんで目、そらさないの。
いつもならすぐ照れるくせに。
なんでじっと、みつめんの。
『………………』
「………………」
………………チュ
お互いが引き寄せられた様に
甘ったるいキスをした。
『…きょう、いっしょにいたいの』
和「ん?」
『じゅっと、にのみあくんと、いたいの。』
……もう、ほんと、敵わない
和「……なんでそんな、可愛いの」