第7章 *重なり合う体温*
~ルイside~
「んっ…や…ぁ…」
自分の手で感じているユイは信じられないくらいに可愛い。
恥ずかしそうに顔を真っ赤に染めながらも、時々潤んだ瞳をうっすら開いて俺を見つめまた恥ずかしそうにして顔を逸らす。
(無意識でやってるんだろうけど……)
そんな顔されたら、理性が持たない…
現に、ユイに触れることも久しぶりだから優しくしよう、と心に決めていたのにその覚悟は今、どうでもよくなっている。
「ル…イ…」
不意にユイが、俺の頬に触れる。
「どうしたの…?」
一度ユイの胸から口を離して尋ねると、ユイは顔を逸らしながらキスをして欲しい、と言った。
(…っ…本当に…ずるい)
ユイの唇を奪い、舌を絡ませる。
するとユイは俺の首に腕を回してそのキスを受け止めた。
(もう、限界)
ユイの下着の中にするりと手を滑り込ませ、濡れている所に優しく触れると、ユイの体が小さく跳ねた。
「あんっ…!」
ユイの口が俺から離れるけれど、またすぐに重なり合う。
「んぅ…んんっ…」
ユイは俺に口を塞がれながら、もどかしそうに足を擦り合わせている。