第2章 日常?
うらたside
ピピピ…というアラームを音に起こされつつ、体を起こした。
「ふわぁ…眠い…」
とりあえず、寝起きであまり力が入らないけど朝ごはんを用意して、学校へレッツゴーとか思っていると…
「あ、おはようございます!うらたくん!」
今、ものすごく現実逃避したい。
目の前には、キラキラ笑顔の咲がいた。
「咲…だよね?」
「うらたくんに名前を覚えてもらえるとは…!!感激です!そうです!咲です!」
これだけならまだ可愛らしいけど…俺、家教えてないんだよな。
怖っ…
「あと、私とうらたくんは同じクラスなんですよ!覚えてます?」
「ごめん、全然覚えてない。」
「なっ…!?私からの愛の目線アピールは全然効果がなかったんですね…」
何やってるの、この子。