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想い~History~
第2章 〒 入学。
「あいつに道を聞こうと思ったんだけどー。
無視されちゃって…。あ、俺。方向音痴なんだよねー☆」
「え?!」
ドアに向いていた視線が一気に私に向く。
リコは笑っている。
「きっ聞かれてませんっ!!」
私は顔が赤くなったのがばれないように俯く。
すると、先生が
「まあ、いい。
とにかく空いてるとこに座れ。」
と、言った。
堺は渋々という感じだったが席につく。
…ん?
ちょっと待て。
空いてる席ってさぁ。
「私の前の席じゃん!?」
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